キャットフード(ドライ)の主な成分
ドライフードのパッケージには、このような「成分表(保証成分値)」と「原材料表示」が載っています。
- 粗たんぱく質
- 肉や魚、穀類などに含まれるたんぱく質の量です。肉食動物である猫の健康な体づくりと、毎日のエネルギー源に欠かせない主成分です。
- 粗脂肪
- 脂質の量です。エネルギー源や必須脂肪酸の供給に関わり、数値が高いほどカロリーも高めになります。
- 粗繊維
- フードに含まれる「食物繊維」の量。消化されにくい成分ですが、腸の動きを活発にし、便通や毛玉の排出をサポートします。
- 水分
- ドライフードは10%前後です。ウェットフードは80%前後と大きく違うため、成分表の数字は、ドライ同士で比べるのが基本です。
- エネルギー(kcal)
- 100gあたりのカロリーです。脂質が多いほど、高めになります。
- 粗灰分
- ミネラル分の合計の目安です。フードを燃やしたあとに残る成分を測った数値です。
- ミネラル・ビタミンなど
- 体の調子を整え、皮膚や被毛の健康を保つ大切な栄養素です。特にミネラル(カルシウムやマグネシウム等)は、下部尿路の健康維持(結石配慮)のために最適なバランスで調整されています。
- ハーブやスーパーフード
- 原材料には、フードの特徴として、ハーブやスーパーフードなどが入っていることがあります。使われている量(原材料の位置)や、構成でさまざまな効果が期待されます。
まずはこの3つをチェック
成分表と原材料表示のなかで、消化に影響のある3つの成分のバランスをチェックします。
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粗脂肪
SOTSOTの目安15%以下
脂肪がうまく消化・吸収されないと、便の状態に影響することがあります。まずは、脂肪が極端に高くないかを見ます。
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粗繊維
SOTSOTの目安2〜4.5%程度
毛玉ケアや便通サポートなど、目的がはっきりしたフードは数値が高めになる傾向があります。多すぎても少なすぎても合わないことがあるので、まずは標準的な範囲かを見ます。
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原材料
見るところ上位の主成分
原材料は、配合量の多い順に並んでいます。たんぱく源や穀類が複数・重なりすぎず、シンプルな構成かを見ます。
成分MAPで見る、お腹にやさしいフード
以下は、脂質と食物繊維の関係性を可視化した成分MAPです。SOTSOTでは、お腹目線でバランスがいい中心ゾーンに近いフードを、成分と原材料構成を総合してランク評価しています。
成分MAP
低繊維
高繊維
低繊維
高繊維
中繊維 構成もシンプル
低〜中脂肪・中繊維
向き:低〜中脂肪で脂質の消化負担や太りやすさ、中繊維で毛玉と軟便の両方に配慮しやすい設計。
軟便・消化不良・毛玉・嘔吐のいずれにも偏らず、お腹の不調の原因が絞れていない段階でも試しやすいゾーンです。
高脂肪・低繊維
向き:消化吸収が良く、毛玉をあまり吐かない子
注意:脂肪の吸収が弱いと軟便が悪化しやすく、毛玉も不利
高脂肪・高繊維
向き:毛玉体質で消化吸収が良く、太りにくい子
注意:軟便・太りやすい子は慎重に。高カロリーになりがち
低脂肪・低繊維
向き:消化不良寄り、軟便・脂肪便のある子
注意:毛玉が出にくく、毛玉嘔吐が増えるかも
低脂肪・高繊維
向き:毛玉体質・便秘気味の子
注意:繊維の種類によってはガス・軟便が増える子も
SOTSOTのフード評価
消化に影響のある原材料・成分MAP、さらにお腹とは別に気になる項目がSOTSOTのフード評価(★5段階)になっています。
お腹向け評価(S/A/B)
粗脂肪と粗繊維の数値バランス(成分MAPで中心の円に近いフード)をチェック
フード構成評価
原材料のうち、たんぱく源・豆類・穀類などお腹の負担になり得る要素の構成をチェック
こだわり評価
毛玉(粗繊維の量・繊維素材)、尿路(尿路ケアに特化した機能、ミネラルの情報)、素材(原材料の質)などの特徴をチェック
※ここで紹介する数値は、獣医療における消化器の栄養管理やフードの設計例を参考に、SOTSOTが市販フードの特徴や目的を比較するために設定した目安です。軟便や下痢などの改善を直接判断する基準ではありません。判定には、各商品のパッケージや公式サイトに記載された保証成分値・原材料表示を使用しています。
猫のお腹との相性は、一頭ずつ違います。軟便・血便・嘔吐が続く、食欲がない、体重が減っているなどの症状があるときは動物病院へご相談ください。
