退職前にチェックしないと損?!年金、健康保険の切り替えとタイミング

退職手続き

実は役所でもハローワークでもあまり説明してくれない年金、健康保険の切り替えとタイミング。

特に会社によって違う社会保険は要注意!仕事を辞めたことがない人・扶養になったことがない人は、知らないと損をすることも。今回は実際自分が仕事を辞めた時に、チェックしたほうが良かったことをまとめました。これから転職を考えている方も要チェックです!



退職前に要チェック!退職日で変わる社会保険

会社で加入している社会保険(健康保険・厚生年金等)は退職日によって変わります。

退職日とは有給消化を含めて、契約上退職する日です。最終出社日ということではありません。

退職日が月末の場合

勤めている月は会社の社会保険が適用になります。一刻も早く辞めたい場合以外は、これが一番間違わないでいいですね。

退職日が月末以外の場合(10月30日のように1日でも)

会社で加入できるのは前月までとなり、退職の月は自分で加入・あるいは扶養手続きが必要です。
例えば、月半ばで退職し(有給消化以外)、翌月から働く場合、手続きを忘れると空白ができてしまいます。
この空白期間の分は、後からさかのぼって請求されるので結構イタイ・・・

注意!

  • 自分で払う場合、会社が半分負担してくれていた社会保険は全額自己負担の国民健康保険になるためほぼ倍に。さらに国民年金が加わると結構な出費になってしまいます。

退職などの際は、絶対一度自分で確認・空白にならない退職日をよく検討することをお勧めします。



退職後、配偶者や家族の扶養に入る場合、社会保険の手続きが遅れるとさかのぼれない!?

会社都合やその他で失業保険がすぐ支給される場合、すぐ働く以外で、配偶者や家族の扶養に入れる場合はなるべく早く扶養を申請する会社に手続きを。
失業保険の待期期間が自己都合などで長い場合も、条件が合えば扶養に入ることができます。

注意!

  • 扶養になる場合でも、手続きが遅れると、年金は2年さかのぼれますが、社会保険は会社によってさかのぼり加入できない場合があります
  • さかのぼれない場合の月は国民健康保険料の支払いが発生してしまいます。申請期限や手続きについては、扶養を申請する会社に確認してください。会社の社会保険によってルールが異なるそうです。

結婚していて配偶者の扶養に入る場合(20歳以上60歳未満の方)

結婚している場合は、夫・あるいは妻が会社の厚生年金保険に入っている場合(第2号被保険者)、退職後すぐその扶養(第3号被保険者)に入ることができます。

扶養期間中、自身の年金は第3号被保険者となり、年金や健康保険の負担はありません。また扶養する方の保険料が増えることもありません。
私は収入制限で扶養に入れない、、と思っていたので、通常の国民年金と国民健康保険の手続きをすぐしてしまい、やり直しの手続きが発生してしまいました。。。
そんなこともありますので、いろいろ退職前に確認したほうがよいですね。

未婚で家族の扶養に入る場合(20歳以上60歳未満の方)

年金は国民年金に加入する義務がありますが、社会保険(健康保険)は家族の働く会社の扶養に入ることが可能です。継続的に無収入が続くのであれば、健康保険の負担がなくなるのは助かりますよね。
また同居していない場合等、加入条件は会社の保険によってルールが異なるので、扶養を申請する会社にご確認ください。



退職後・家族や配偶者の扶養に入らない場合はここに注意!

単身(扶養家族がいない)の場合

単身で扶養に入らない場合で検討したほうがいいのは、国民健康保険に切り替えるか、退職した会社の社会保険の任意継続をするか。

もちろん任意継続といっても会社の負担分はなく、どちらが安いかは収入や住んでいる地域によって変わります。退職した会社の保険会社のサイト等で確認・計算して比較してみてください。

注意!

  • 社会保険の任意継続は退職した日から20日以内に申請する必要があります。やめる前に会社に確認し、手続きをお願いしておくのがベスト

自分に扶養する家族がいる場合

自分に扶養家族がいる場合は退職した会社の社会保険の任意継続がおすすめです。

最大の違いは、会社の社会保険の任意継続の場合は扶養家族がいても保険料は同じですが、国民健康保険の場合は人数によって金額がかわります
たとえ数か月でも、計算して確認しないと怖いですよね。

まとめ

自分が加入している年金や保険のことなど、普段は意識しないのですが、人によってこんなに違いがでてくるとは。
役所で聞いても「人によって違うのでわかりません」といわれたのですが、調べてみると確かに・・・
しかもよくよく計算してみないと違いがわかりにくいのもややこしいです。税金や法律に疎いとヤバイですね。。

めんどうな手続きを後回しにすると、負担が増えてしまうかも。これから転職する方も、ぜひ早めに確認を。

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